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―私には好きな人がいる。 え?どうせいつもみたくエロゲのキャラとか二次元だろうって? ふふーん、残念ながら今回はそうじゃないんだよね。驚いた?そりゃそうだよねー。だって自分自身が1番驚いてるんだからさ。 まさか私がこんなにも………あ、そうこう言ってる間に来たみたい。 「おーす、来たわよ」 「さっすがかがみ。ご飯となれば行動が早いねー!」「うっさい」 「お姉ちゃんいらっしゃい!」 「お待ちしておりましたよ」 お弁当を片手に私たちの教室に入ってきた女の子。 薄紫の髪は左右で綺麗に纏められて、彼女の存在をより一層引き立たせている。 ―柊かがみ。 それが彼女の名前。そして私の想い人。 同性には興味がないんじゃなかったのかって? うーん、確かにそうなんだけどさ。彼女は…かがみだけは特別なのかもしれない。 だって私をここまで魅了する女の子に出会ったのは初めてだから。 これが運命の人ってやつなのかな?まぁ、あくまで私側の考えとしてだよ?だって、かがみが私のことをどう思ってるかは分からないし…。 「今日のお弁当はつかさが作ったのかな?」 「うん、そうだよー」 「流石はつかさ!誰かさんと違ってお弁当にも華があるねー」 「…あんたは私を怒らせたいのか?」 「いやいや、これはかがみからの手作りお弁当フラグを立てているのに他ならないのだよ」 「はいはい、良かったわね」 「私を見返す為、夜中に必死で料理の練習するかがみ萌えー」 「や、やらないわよそんなことっ!勝手に変な妄想するな!」 普段はこんな風に少しキツイ性格で怖いけど、本当は友達想いの優しい人だってことは良く知ってる。 だから、かがみの周りには自然に人が集まるし…皆はかがみのことが大好きなんだ。かがみだって皆のことを大事な友達だって思ってるんだろう。 そしてきっと…私もかがみにとってはその友達の中の一人なんだと思う。 「お姉ちゃん、次の時間にこの問題が当たりそうなんだけど…」 「どれどれ、見せてみな」「おーい、柊ぃ!」 「ん?日下部に峰岸じゃん。何か用?」 「特に用はないんだけどね…お昼食べ終わって暇だったから、みさちゃんが行ってみようって」 「ふーん、そうなの。まぁ折角だし座ったら?」 「それじゃ遠慮なくー」 誰にだって同じように接するかがみ。周りから見れば、とても中身が出来た子なんだと思う。 だけど私はそれを良い風には思えない。だって… ―私はかがみの特別になりたい。 こんな愚かな考えがいつも頭を駆け巡る。 友達に…特別も何もない。だからいつまでも友達でいられるんだから。 「柊ちゃん、そろそろ休み終わるよ?」 「あー、もうそんな時間か。じゃあ私達は戻るわ」 「またなー」 「また後でね、お姉ちゃん」 本当はもっと一緒にいたかったけど、クラスが違うのでそれは叶わない。 私とかがみが一緒に過ごす時間なんてたかが知れてる。だから… 「あ、かがみんかがみん!」 「何よ?」 「今日の放課後付き合ってー」 「あんた、また何か買うのか?」 「まぁそんなとこー」 「ったく、しょうがないわね。いつものとこ?」 「うん」 「分かった。じゃあまた放課後ね」 こうやって、何かと理由を付けてはかがみと過ごせる時間を作る。 我ながら何とも女々しいことをしてるけど、なりふり構ってはいられない。 少しでも多く、かがみといられたらそれで…。 ―――。 「今終わったわよ」 「かがみ待ってたよー」 学校での長い一日が終わりここから自由な時間。 放課後ならかがみと長くいられる…そんな考えが私の授業での疲れを吹き飛ばした。 「それじゃあ行こっか。つかさも来るでしょ?」 「あ、そのことなんだけど…」 「どうかしたの?」 「今からね、ゆきちゃんと勉強会することになったの」 「へぇ、えらく急ね。みゆきから誘われたの?」 「うん。だから今日はお姉ちゃんとこなちゃんの二人で行ってくれたらいいよ」「そっか…それなら二人で行こっか?こなた」 「………」 「こなた、聞いてる?」 「え!?き、聞いてるよ!うんうん、つかさとみゆきさんの逢引を邪魔しちゃいけないし、二人で行こう!」「こここ、こなちゃん!?」「ふふ…冗談だよ、冗談」「もう、こなちゃんってば…」 「ほら、馬鹿やってないで早く行くわよ」 「あ~、待ってよかがみー!」 つかさの思いがけない急用のおかげで、今日はかがみと二人きりということになった。 やばい…さっきからニヤニヤしっぱなしだよ、私。 おまけに変に動揺しちゃってる。 買い物をしている間、私がかがみの顔をまともに見れなかったのは、言うまでもないんだろうね。 ―――。 「今日も大漁大漁ー♪」 「あんたってば…何処からさんなお金が出るのかしらね」 「金は天下の回りものって言うじゃない?使わなきゃダメだよー」 「ならもっと為になることに使いなさいよ」 「ダメなのだよ、かがみ君。数々グッズ達が私を助けを求めているのだから!」「はぁ、頭が痛くなるわ…」 帰り道、大きな袋を下げながらゆっくりと歩く。 というか、かがみが私のペースに合わせてくれてるんだけど。こーゆーとこが優しくて惚れ直しちゃうんだ。 ホントにさ…これ以上好きにさせるのはやめてほしいよね。 今の関係、大事にしたいもん。もちろん、これ以上の関係になれるなら話は別だけど…。 「かがみはさー」 「んー?」 「好きな人いるの?」 出してはいけない話題のハズだった…だけど突然口から零れてしまった。 「はぁー!?あんたいきなり何聞くのよ!」 「いやいや、やはり女性は恋愛話が好きなのではと思ってね」 「あんたも女でしょ!」 「ん?まぁそうだったかもね。それよりどうなのさー?」 もしかしたら…なんて期待してる自分がいる。 何してるのさ、ホント。 馬鹿を通り越して呆れるね。 「い、いきなりそんなこと言われても…」 「いいねぇ、恥じらうかがみ萌え」 「うるさい!そ、それよりこなたはどうなのよ?」 「私?」 「あんたからそんな話は聞かないからね、いい機会だわ」 ここでいないって言えば話は終わるのかもしれない。また明日からは笑ってオタク話が出来るんだろう。 自分の気持ちを、ただ隠し通せばいいだけ… 「私はいるよ、好きな人」「え!?ほ、ホントに!誰なのよ、それは」 「言っていいの?」 「だって気になるし…」 「聞いて後悔しない?」 「そんなもんしないわよ!」 「それじゃあ言うね」 「うん」 そんなに目を輝かせて私を見ないでよ。 私の口からは、かがみの望んでる言葉は多分出ないよ? 「………かがみ」 「へ?」 「…だから、私はかがみが好きなんだってば」 「………ホントに?」 「この雰囲気で冗談言う程空気読めなくはないよ」 「…だけど私は女だし………」 「関係ないよ。好きの気持ちに性別なんて。私はかがみの気持ちが聞きたい…」「…………」 「…かがみ」 「わ、私は………」 ―――。 知らずに後悔するか、知って後悔するか、どちらかを選べと言われたら…私はどちらも取りたくない。 どちらにもリスクは存在するし、それなりメリットだってある。だけど最後には後悔に行き着くんでしょ? でも人は知りたがる。 必然的に後者を取ろうとする。私がそうであったように…。 ―――。 かがみとの買い物を終えた後、精神的に疲れきってしばらく眠っていたらしい。頭がボーッとして上手く働かない。 「顔洗お…」 フラフラと立ち上がり洗面所へと向かう。 洗面台の前に立ち、蛇口に手を伸ばそうとした瞬間…ふと鏡に映った自分が目に入った。 胸から上しか映らない小さな身体。 ボサボサになった髪。 眠たそうに開かれた目。 一文字に結ばれた口。 こんな私の姿、かがみにはどう映っているんだろう。無愛想な子に見えるのか、それとも幼い子供みたいに見えるのか。 私がそれを知る時が来る? ―かがみの目に、私だけが映る日は来るのかな…。 蛇口に再び手を伸ばし、適量の水をだす。 それを両手に溜めて勢いよく顔を洗った。 そして濡れた顔のまま、もう一度鏡を見る。 頬を何かが伝っている気がした。水のような何かが。 鏡を見ても何も変わらない。何も変わらないはずなんだけど… 目の前の鏡に写った自分は泣いているように見えた。 fin. コメントフォーム 名前 コメント GJ!泣 -- 名無しさん (2022-12-27 01 44 07) 切ない(;_;) -- 名無しさん (2010-03-06 22 30 22) 今まで読んだ中で一番切ない… -- 名無しさん (2008-10-03 23 23 52) 悲しい話ですねぇ。 -- 名無しさん (2008-08-27 00 16 28) 切ねえ・・・ -- 名無しさん (2008-02-13 09 21 02)
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本編SS投下順 第151話~第200話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 151 小さな死 ~ La Petite Mort ~ ◆6YD2p5BHYs F-3 民家の中 夕方 津村斗貴子 152 【裏】貴重な貴重なサービスシーン ◆1qmjaShGfE D-2 駅前 午後 パピヨン、泉こなた、シェリス・アジャーニ 153 一歩進んで ◆WXWUmT8KJE G-8 ボウリング場前 夕方 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 154 新しい夜が来た、闘争の夜だ ◆uiAEn7XS/. A-8 変電所周辺 夕方 アーカード 155 万事屋銀ちゃんの店仕舞(後編) ◆1qmjaShGfE F-4 病院 F-5 北西 F-5 ビルの瓦礫の下 夕方 志村新八、神楽、吉良吉影、江戸川コナン、ルイズ、シアーハートアタック 156 コドクノテイギ ◆YbPobpq0XY D-5 総合体育館 夕方 綾崎ハヤテ、ガモン大佐 157 男達、止まらず ◆hqLsjDR84w F-5 北西 夕方 劉鳳、アミバ、服部平次 158 一瞬のからくりサーカス(後編) ◆05fuEvC33. D-3東部/D-4北部 D-3南部 夕方 範馬勇次郎、愚地独歩、才賀勝、加藤鳴海、才賀エレオノール 159 殺人鬼は密かに笑う ◆L9juq0uMuo F-4 病院 夕方 神楽、吉良吉影 160 繋がれざる鬼(アンチェイン) ◆6YD2p5BHYs D-3 東部 夕方 範馬勇次郎 161 夕闇に悪魔、慟哭す ◆MANGA/k/d. D-3 北部・喫茶店付近 夕方 愚地独歩、加藤鳴海、三千院ナギ 162 三村信史は砕けない ◆3OcZUGDYUo D-7とD-8の境目 D-8 最南端の民家周辺 夕方 アーカード、三村信史 163 二人の女、二人の愛(後編) ◆WXWUmT8KJE F-4 北東土手 F-3 東中央市街北 夕方 江戸川コナン、ルイズ、劉鳳、アミバ、服部平次、津村斗貴子 164 気付かないのはお約束(後編) ◆wivGPSoRoE C-4 学校 夕方 ケンシロウ、キュルケ 165 ターミネーターゼクロス(後編) ◆1qmjaShGfE D-2 駅前/D-2 S3駅 夕方 パピヨン、泉こなた、シェリス・アジャーニ、村雨良、DIO 166 スカイハイ(後編) ◆d4asqdtPw2 E-5 中央部 夕方 葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ 167 ラオウ敗れる ◆9igSMi5T1Q F-3 東中央市街北 夕方 ラオウ、津村斗貴子 168 燃える決意――Resolution―― ◆3OcZUGDYUo D-3とD-4の境界 D-4 消防署内、仮眠室 夕方 才賀エレオノール、範馬勇次郎 169 ホワイトスネイク-介入者 ◆hqLsjDR84w 総合体育館 夕方 綾崎ハヤテ、ガモン大佐、エンリコ・プッチ 170 Don’t stop Don’t give up ◆L9juq0uMuo F-4 北東土手 夕方 服部平次、アミバ、劉鳳、江戸川コナン 171 十九九九九九九~史上最大の同い年~ ◆NIooiMe9JM F-4とF-5の境界線付近 列車内 夕方 赤木しげる、ジグマール 172 第三回放送 ◆C1.qFoQXNw 不明 夕方 徳川光成、伊藤博士 第四回放送前 173 君らしく 誇らしく 向ってよ ◆3OcZUGDYUo D-3 北東部の民家前 夜 三千院ナギ、加藤鳴海、愚地独歩 174 Double-Action ZX-Hayate form(後編) ◆WXWUmT8KJE D-8 南 D-5 南 夜 綾崎ハヤテ、村雨良、アーカード 175 たとえば苦しい今日だとしても ◆1qmjaShGfE E-5 中央部 夜 葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ 176 波紋の記憶 ◆vPecc.HKxU G-8 駅前 夜 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 177 今夜月の見える丘で ◆bnuNxUeVnw F-3 川の傍 夜 江戸川コナン、劉鳳、アミバ、服部平次、神楽、吉良吉影 178 情報戦的優位(ビバ=ノウレッジ)(後編) ◆6YD2p5BHYs D-2 S3駅前 E-2 繁華街裏通り 夜 パピヨン、泉こなた、シェリス・アジャーニ、DIO 179 状況は……? 勘違い真っ最中!! ◆hqLsjDR84w D-8 夜 三村信史 180 真夜中のサーカス ◆d4asqdtPw2 D-3とE-3の境界 夜 才賀エレオノール 181 贈り物 ◆04DcwbhVLk D-4 消防署前 夜 範馬勇次郎 182 今にも落ちてきそうな星空の下で(中編)(後編) ◆MANGA/k/d. F-2 民家 夜 江戸川コナン、劉鳳、アミバ服部平次、神楽、吉良吉影 183 I bet my belief(後編) ◆O4VWua9pzs E-4 池の公園前 夜 アカギ、ジグマール 184 風前の灯火 ◆bnuNxUeVnw C-4 学校 夜 ケンシロウ、キュルケ 185 誰がために(中編)(後編) ◆wivGPSoRoE F-4 南部 夜中 葉隠覚悟、川田章吾、三村信史、桂ヒナギク、柊つかさ 186 オラトリオ メサイア 第二部終章 ◆1qmjaShGfE F-3 東中央市街北 F-4 病院内部3F病室 夜、夜中 ラオウ、津村斗貴子 187 『巨星落つ』 ◆ga/ayzh9y E-4 駅付近 夜 範馬勇次郎、アーカード 188 夜空ノムコウ ◆bnuNxUeVnw F-3 東中央市街北 夜 ラオウ 189 ――の記憶(中編)(後編) ◆wivGPSoRoE F-5 D-1 神社 夜中 綾崎ハヤテ、柊かがみ、村雨良、ジョセフ・ジョースター 190 人形の名を名乗った娘(後編) ◆9igSMi5T1Q D-4 北東の民家 D-4 南部(路上) 夜中 ケンシロウ、キュルケ才賀エレオノール 191 男とアルター ◆d4asqdtPw2 E-4 北東部 夜中 ジグマール 192 炎の記憶 ◆wivGPSoRoE D-4 北東の民家 夜中 ケンシロウ 193 求めたものは ◆wivGPSoRoE D-3 南部 夜中 才賀エレオノール、ジグマール 194 Cool or Fool? ◆ga/ayzh9y E-2 夜中 三村信史 195 月下の死闘、そして……(中編)(後編) ◆L9juq0uMuo E-2 繁華街 夜中 加藤鳴海、愚地独歩、三千院ナギ、シェリス、DIO、パピヨン、こなた 196 地獄へ道連れ ◆bnuNxUeVnw F-2 民家 夜中 江戸川コナン、劉鳳、神楽、服部平次、吉良吉影 197 天の道を往き、拳の王となる者 ◆WXWUmT8KJE E-2 南東大通り 夜中 ラオウ 198 われらのとるべき道は平常心で死にゆくことでなく非常心にて生きぬくことである ◆05fuEvC33. F-4 E-4 駅付近 夜中 範馬勇次郎、アカギ、葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ、津村斗貴子 199 蜘蛛の糸~キラキラと輝くもの(後編) ◆MANGA/k/d. E-2 E-3 喫茶店 夜中 愚地独歩、泉こなた、パピヨン三千院ナギ、三村信史 200 姉 ◆wivGPSoRoE D-1 神社 夜中 村雨良、柊かがみ
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\ r 、_ -‐  ̄{ \_ _r≦ァ'´ / / ;'い ヽ≧、_ 〈 ∨ / / _/| ハ _\ ', / 〉 ∨ ;イ │/ l/ ヽ {\ヽ .l_/ ノ. | / | 小テぇ. ィテハl |oく / | ∧ V リ V リ ∧Nヽ│. |__/∨ト人. t ┐ . 人イ_」」 | l |ニ=ァrーr< /)| | | | | |イ ヘ∨/(Y7'ヽ/ | | | |ハ. ∨ ∧`^ 人 .ノ | | | '、/ ′|\}}`ヽ | ∧ | / / | // } l / | / / |V/ / ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 【かがみ】 やる夫とクラスメイト 巫女 ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
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もどる 海外に住む海外ってコテですがラジオします 1 名前:海外 ◆Kaigai/DjU [kagamin] 投稿日:2011/03/11(金) 23 09 36.87 ID 6PeMkvHm0 ?2BP(9425) sssp //img.2ch.net/ico/anime_nurupo_ga_1.gif http //std1.ladio.net 8020/evaita.m3u 柊かがみ 1 名前:海外 ◆Kaigai/DjU [kagamin] 投稿日:2011/03/10(木) 12 27 14.01 ID u/yYASSe0 ?2BP(9425) sssp //img.2ch.net/ico/anime_nurupo_ga_1.gif かわいい
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※キャラの似顔絵募集中!(角川さんに怒られるものはダメです) 《 ハルヒ軍 》 【キョン】 ・伝説のフラグクラッシャー ・鈍感☆鈍感☆鈍感 ・ほっ、ホクロから毛が・・・ 【涼宮ハルヒ】 ・ツンデレ ・キョンの呼び方「キョン」 ・黄色いリボン ・不思議な力の持ち主 ・● 神 【朝比奈みくる】 ・未来人 ・キョンより1つ年上 ・キョンの呼び方「キョン君」 ・黒みくるあり ・みゆきにライバル心 ・ヤンデレナンバーワン、だけどあなたにオンリーワン 【長門有希】 ・宇宙人 ・キョンの呼び方「あなた」等不確定 ・…(三点リーダ) 【古泉一樹】 ・ガチホモ ・キョンの呼び方「キョンたーん」(嘘) ・● ・へヴィメタルシャウト 【朝倉涼子】 ・宇宙人(カナダ在住) ・口癖は「う~ん(凶器凶器凶器…)」 【鶴屋さん】 ・退化→ちゅるやさん ・出番少なすぎ ・にょろ~ん 【キョンの妹】 ・キョンの呼び方「キョンくん」 ・小六 【ミヨキチ】 ・キョンの呼び方「お兄さん」 【佐々木】 ・キョンの呼び方「キョン」 【橘 京子】 ・esp少女 【周防 九曜(すおう くよう)】 ・純情宇宙人 ・全角ダッシュ推奨 【谷口】 ・WAWAWA ・引き戸でどこへでもいける ・類似、かっこいい谷口 ・名脇役 【国木田】 ・ショタ ・黒幕 【岡部】 ・教師 ・ハンドボール馬鹿 《 らき☆すた軍 》 【泉こなた】 ・特徴のある泣きボクロ ・青毛のロングストレートヘアー ・チョココロネ好き ・貧乳はステータスだ ・低身長オタガール ・キョンの呼び方「キョンキョン」等 ・家事は一通りでき、料理も得意 ・ネトゲ内「konakona」 ・別名「伝説の少女A」 【柊かがみ (4-365氏)】 ・誕生日:7月7日 ・星座:蟹座 ・出身地:埼玉県 ・血液型:B型 ・所属:私立陵桜学園3年C組 ・趣味:読者、ゲーム ・得意科目:英語 ・苦手科目:家庭科 ・キョンの呼び方「キョン君」 ・つかさとの双子 ・ポッキー好き ・ツンデレ ・紫髪のツインテール ・よくダイエットしてる ・料理はうまくない 【柊つかさ】 ・バルサミコ酢~ ・キョンの呼び方「キョン君」 ・かがみとの双子 ・神岸あかりによく似た髪形、紫髪でリボンでまとめてる ・なんじゃこりゃぁぁ ・かいーの 【高良みゆき】 ・wiki ・メガネっ娘 ・容姿端麗、成績優秀、品行方正、文武両道 ・歯医者が苦手 ・キョンの呼び方「」 ・出番が少ない ・みくるにライバル心 ・ルンゲ警部 ・桃色髪でメガネっこ ・特技:暗殺 【小早川ゆたか】 ・ゆーちゃん ・泉家に下宿中 ・病弱で妹キャラで純粋 ・こなたよりも小さい ・みゆきよりも濃いピンク(?)の髪色でツインテール 【岩崎みなみ】 ・長門・・? ・胸がないのを気にしている ・みゆきと仲がいい ・緑髪のショートヘアー 【田村ひより】 ・婦女子 ・カップリング「してる」つもりが「されていた」 【パトリシア=マーティン】 ・愛称「パティ」 ・偽みくる 【日下部みさお】 ・八重歯 ・陸上部 ・かがみ・あやのと5年連続同じクラス 【峰岸あやの】 ・かがみ・みさおと5年連続同じクラス ・彼氏もち 【白石みのる】 ・セバスチャン ・谷口のライバル ・古泉の××× 【黒井ななこ】 ・27歳 ・教師 ・偽関西弁 ・ネトゲ内「nanakon」 ・熱烈なロッテファン ・金髪 【成実ゆい】 ・26歳 ・婦警 ・夫は単身赴任中 【泉そうじろう】 ・左目の左下に泣きボクロ ・青毛 【泉かなた】 ・故人 ・無限の可能性 ・ホクロとアホ毛のないこなた 【高良ゆかり】 ・みゆきの母 ・かなりの天然お母さん 【小神あきら】 ・スイッチの切り替わりによりキャラが・・・ ・中学生アイドル 【兄沢命斗(店長)】 ・アニメ店長 ・関智一 【杉田店員】 ・キョンの人 ・杉田智和 【チョイ役】 ・すべてCVくじら 又はCV立木 --------- このページはみんなで編集してね 1-373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/07/10(火) 20 03 12.95 ID GLo3COXTO 身長は 長門 みくる な件について 体重は みくる かがみ (越えられない壁) (ピザと一般人の壁) 長門 だけど 50-688氏 ID cF5eir1DO 参考までに公式胸データ こなた 極小 つかさ 小 かがみ 中 みゆき 巨 みさお 中 あやの 中 こう 大 ゆたか 極小 みなみ 無 ひより 小 パティ 大 ななこ 大 ひかる 極小 ふゆき 中 ゆい 大 そうじろう ヒ・ミ・ツ ゆかり 中 あきら 極小 ひなた 中 ひかげ 無 かなた 極小 やまと 中 だそうです。ちなみにやまとはゲーム限定キャラ
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◆VACHiMDUA6 氏 氏が手がけた作品 015 再生怪人アンデルセン 019 月光下 047 ハレ晴レフカイ(DIOver) 053 アンデルセンは二度死ぬ!!仮面ライダー最後の日!! 俺の名は――― 091 Justice to Believe 095 いま賭ける、この―― 097 COOL EDITION 210 Shine On You Crazy Diamond 氏が執筆したキャラ 2回 アレクサンド・アンデルセン、村雨良、本郷猛、ジョセフ・ジョースター)、三村信史、劉鳳 1回 毛利小五郎、桂ヒナギク、DIO、アーカード、セラス・ヴィクトリア、平賀才人、葉隠散、才賀勝、しろがね(才賀エレオノール、柊かがみ、服部平次
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糞スレ量産器。 別ハンネは坂本龍馬という噂があるが、本人は否定している。。 最近は野球とチャットモンチーにハマっているらしい。 夢診断を勉強している。 根は真面目で、人の相談は真摯に聞き止めるがネタのセンスがちょっと寒い。親父が親父ギャグ連発してるくらい寒い。でもたまに面白いときがあるから侮れない。でも基本寒い。 きっとリアルでもこんな感じ。 ぐぴこに求愛中だけど相手にされてない。頑張れ乳製品! 本人曰くみちかが怖いらしい。 数年前までらき☆すたの柊かがみを溺愛していたが、今はアニメからは抜け出し真面目な生活をしているという ID a27De0WiIxeO13uK
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時間 名前 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 [2]3時 513(3回目) しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 キャプテン しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 俺 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 勉強男 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 ギャグの人 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 キャプ見沢 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 いーさん しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 山崎渉 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 ネオ麦茶 しまっちゃうおじさん 不明 949 だが俺はお前が出てくる限り何度でも現れる しまわれる [2]3時 バイオレンスかがみ デデデ大王 主催本拠地 950 950 殴打 [2]3時10分 レッド リクーム 幕張メッセ内部 952 殺してでも うばいとる なぶり殺し [2]3時10分 又吉イエス 田代 幕張メッセ内部 953 唯一神は私だ 不明 [2]3時10分 長門有希 暗黒長門 栃木県と埼玉県の境目 953 闇に舞い下りたI was snow 不明 [2]3時10分 タケシ(3回目) 朝倉涼子 栃木県 953 闇に舞い下りたI was snow ズガン 不明 レジェンドゴジータ テラカオス 不明 958 汚ねえ花火 吸収 [2]3時30分 ベジータ テラカオス 主催本拠地 958 汚ねえ花火 かめはめ波 [2]3時30分 513(4回目) 南夏奈 東京都教会 960 ま た 5 1 3 か ズガン [2]3時30分 ウーロン アレクサンド・アンデルセン 幕張メッセ周辺 961 紅の豚 刺殺 [2]4時 岩崎みなみ(アニメ版でない) 柊かがみ 幕張メッセ周辺 961 最後の誤解 斬殺 [2]4時 エクスデス 柊かがみ 幕張メッセ周辺 962 最後の誤解 斬殺 [2]4時 ゴジラ レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 GODZILLA レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 ゼットン レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 グラビモス レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 コンボイ レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 パルパレーパ レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]4時 ガルファ皇帝 レオパルドン 千葉県 967 たまにはでかいやつも 駆逐 [2]5時 バータ ディアボロモン 幕張メッセ周辺 972 所詮かませ 首を切られる [2]5時 グルド ドナルド 幕張メッセ周辺 974 特戦隊最弱はダテじゃない 首を引きちぎられる [2]5時 ヴェル爺さん グルド 幕張メッセ周辺 974 特戦隊最弱はダテじゃない 杭が心臓を貫通 [2]5時 リクーム ⑨ 幕張メッセ周辺 976 ギャグとシリアスの温度差が激しい エターナルフォースブリザード [2]5時 ジース ユーゼス 幕張メッセ周辺 976 ギャグとシリアスの温度差が激しい 念動力光線 [2]5時 ユーゼス ギニュー 幕張メッセ周辺 976 ギャグとシリアスの温度差が激しい 渚カヲルに身代わりにされる [2]5時 ギニュー 渚カヲル 幕張メッセ周辺 976 ギャグとシリアスの温度差が激しい 刺殺 [2]4時40分 ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ テュポーン 幕張メッセ 980 980 はないき [2]4時40分 アレクサンド・アンデルセン 保坂 幕張メッセ 980 きもかっこいい保坂 自爆 [2]4時40分 保坂 (自滅) 幕張メッセ 983 きもかっこいい保坂 自爆 [2]5時 阿部さん (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]5時 ソリッド・スネーク(2回目) (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]5時 TDN (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]5時 道下正樹 (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]5時 ビリー兄貴 (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]5時 TDNコスギ (自滅) 幕張メッセ周辺 983 男達のヘヴン状態 絶頂 [2]不明 キョン (自滅) 夢の国 986 ザ・悲劇 首輪爆発 [2]不明 赤木しげる(19) (自滅) 夢の国 986 ザ・悲劇 首輪爆発 [2]不明 サザエさん (自滅) 夢の国 986 ザ・悲劇 首輪爆発 [2]5時50分 南夏奈 南千秋 幕張メッセ周辺 986 集う異端組 爆死 計47名/総計107名 【殺害数ランキング】 順位 該当者 殺害数 1位 マーラ様 16人 2位 しまっちゃうおじさん 9人 3位 阿部さん 8人 4位 涼宮ハルヒ、レオパルドン 6人 6位 柊かがみ 5人 7位 513 4人 8位 長沢勇治、長沢勇治、泉こなた、テラカオス 2人 12位 バルバトス・ゲーティア、永沢君男、アックマン、イチロー、ルーファウス、デデデ大王、リクーム ディアボロモン、ドナルド、グルド、チルノ、ユーゼス、ギニュー、渚カヲル、テュポーン、保坂 南夏奈、南千秋、暗黒長門、朝倉涼子、田代、アレクサンド・アンデルセン 1人
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【名前】ゴマモン 【所属】ニコロワ 【性別】男? 【外見】白いアザラシのような体 【詳細】 デジモンアドベンチャーの丈のパートナーデジモン。 水辺での戦闘を得意とする。 ロワ内ではかがみと最初に遭遇し共に行動することに。 また、エアーマンやムスカといったマーダーとの戦いを通してイッカクモンに進化。 圭一、こなた、ピッピ、真達とも合流し真も加えて行動することになる。 その後阿倍と遭遇しかがみの説得で意味も分からず「掘る」ことを許す。 しかしその痛みに激怒しかがみとの口論の末殺害してしまう。 そのままリヴァイアモンへと進化して暴れるが、疲労で退化し動けなくなったところでつかさに遭遇。 かがみを殺したことを責め立てられつかさの手駒と化す。 白石やつかさの殺したいさじの死骸を食べさせられメガシードラモンへと進化。 その後ストーム1と戦闘後重症を負い、その死骸をまた食べさせられる。 しかし回復や進化は起こらず体に限界がきたためつかさの銃弾でトドメを刺される。 【参加者との関係】 泉こなた→かがみの友達、友好。 柊かがみ→仲間、殺してしまったことへの罪悪感。 柊つかさ→許してもらいたい。 前原圭一→友好。 ピッピ→友好。 いさじ→つかさと共に殺害、死体を食べる。 阿部高和→自分を掘った男、激しい憎悪。
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新学期が始まり、休みボケもすっかり解消された、ある日曜日の午後。 私は聖地に舞い降りていた。 「アキバか。なにもかも皆懐かしい」 「アンタ、バイトで毎週来てるでしょうが……」 「ふとしたことで~その日、歯車は回り始めた~」 「まったく、ゲーマーズに行きたいって言うから付いて来たら、なんで秋葉腹まで来なきゃいけないのよ?」 「いやぁ、かがみんね。私は全国のゲマズでも手に入るただの特典には興味は無いんだよ。アキバのゲマズでしか手に入らない主演声優さんの生サイン入り特典じゃないとダメなんだよ」 「…私はただラノベが欲しかっただけなんだけど」 「まぁまぁ、せっかく来たんだし、ゆっくりと楽しんで行こうよ~」 私はかがみが引き返さないように背中を押して、無理矢理前に進ませようとする。 「あー、もう分かったからそんなに押すなって!」 やれやれと言わんばかりの表情を見せながらも、かがみはしっかりと私に付き合ってくれる。 二人でアキバの街並みを歩いていると、なんだかデートをしているような気がして、私の鼓動は喜びで高鳴る。 まぁ、実際にそれが今日の目的の半分を占めているんだけどね。 § 楽しい時間はゲーム内の日程を消化する時のようにあっという間に過ぎていく。 その対価が、この両手に抱えた大量の荷物なんだけどさ。 「ふぅ…。今日の獲物は思ったよりも手強かった…」 「私はあんたの金銭感覚に軽く恐怖を覚えたわ…」 「いやぁ~、お陰で財布の中身がスッカラカンだよ。かがみん、悪いけど帰りの電車賃貸してくれない?」 「それは別に構わないけど、あんたねぇ、もうちょっと計画的にお金を遣り繰りしないと将来大変な事になるわよ」 「むぅ…。まぁ、その時はその時で、かがみんに私の手綱を抑えてもらうつもりだから」 「あんたの将来まで面倒見切れるかっ!」 単に、冗談をツッコミで返されただけなんだろうけど、今の一言は私の心をほんのちょっぴり傷付けた。 「ううっ、ひどいやかがみ。私の事は遊びだったんだねっ!」 「ごっ、誤解を招くような事を言わないでよ! ほらっ、荷物半分持ってあげるから」 これ以上公衆の面前で何か変な事を言われるのを嫌ったのだろう、かがみは顔を真っ赤にして、私の左手に持っていた荷物をひったくった。 やっぱり優しいな…かがみは。 「ほら、帰るわよ」 「はーい」 仮想デートというよりも買い出しに近い一日だったけど、その時の私は何物にも変え難い充足感に満ち溢れていた。 何も特別な事は起きない、ただ穏やかな日常が今日も終わりを告げようとしている。 でも、この時既に、私の望む日常を奪い去る“ふとしたこと”が水面下で動き始めていた事に、まだこの時の私は気づきもしていなかった。 § 秋葉から東京地下鉄に乗った私達は北千寿駅で糖武線に乗り換える。 しかし、肝心の北千寿駅でもたついてしまった私とかがみは、連絡待ちだった区間急行に乗り遅れてしまった。 「あー。急行いっちゃったよ…」 「仕方ないわね。次の準急で帰りましょう」 「むぅ…。まぁ、しょうがないね」 早く家に帰って、DVDの特典映像をチェックしたいのに…と私は心の中でごちる。 数分後、ホームに滑り込んで来た準急に私達は乗り込んだ。 「それにしても、このやけに過剰気味な包装紙はなんなのよ?」 「これ? エロゲーだよ」 「なっ! どうして17歳のあんたがそんなの買えるのよ!?」 「いやぁ、店にもよるけど、大抵こういうのは堂々と買えば意外と怪しまれないものなのだよ。かがみんや」 「だとしても、いくらあんたが堂々としてても、小学生にしか見えないと思うけど…」 「うるさいよーっ!」 私がプンスカと抗議した所で、向かい側の座席に座っていた私達と同じ歳くらいの男の子が突然声を掛けてきた。 「…かがみ?」 「へっ?」 いきなり男の子から名前を呼ばれて、キョトンとするかがみ。 「うん。やっぱりそうだ。柊かがみだよな?」 「そ、そうですけど…。あなたは?」 「けんただよ。鏑木けんた」 かがみの知り合いなんだろうか、けんたと名乗るその男の子は爽やかな笑顔でかがみに名前を名乗る。 その途端、かがみの顔が驚愕と喜びと微かに戸惑いの交じった表情へと変化した。 「えっ、けんた…? ホントに?」 「おいおい、嘘を吐いたって仕方ないだろ? 久しぶりだなあ、七年ぶりぐらいか」 「う、うん…。確か千葉に引っ越したのよね?」 「そうだったんだけど、高校入ってからまた埼玉に戻ってきててさぁ…」 もともと知り合いだったという事もあってか、あっという間に二人の会話は弾みだす。 っていうか、私の存在が完全に蚊帳の外になってるよ…。 良く電車に乗っていると、友達同士で仲良く話をしている所に、片一方の友達が旧友とバッタリ再会して、物懐かしさでその二人の話が弾んでいる横で、ハブられたもう片方の子がとても気まずい空気を漂わせている――なんて光景を時折見掛ける事があるけど、まさか当の私がそんな体験をしてしまうとは…。 「その時のアレがまた臭くて大変だったよなぁ」 「そうそう、あの時のアレは臭かったわよね~」 そうこうしている間にも、横の二人のテンションはどんどん上がっていく。 …それに、あの子と話をしてるかがみの表情がなんだかいつもよりも明るく感じるのは私の気のせいだと信じたい。 ――そのうち私は考えるのをやめて、さっきアキバで購入した漫画を読み始めた。 § 「次は一乃割、一乃割です」 糟日部の一駅前、一乃割駅の到着を告げるアナウンスが流れる。 「俺、次で降りるから。とりあえず、携帯のアドレス交換しておこうぜ」 「あっ、うん。赤外線通信は出来る?」 「出来るぞー。時間も無いし、先にこっちのを送っておくから、後で連絡してくれ」 「じゃあ、そうするわね」 そんな慌ただしいやり取りが終わった直後に電車は一乃割駅に到着した。 「つかさも会いたがってたし、たまにはウチにも遊びに来なさいよ」 「おうよ、任せとけって」 例の子はかがみとそんなやり取りを交わし終えると、「あ~、ようやくこの空気から解放されるよ~」と安堵していた私に不意打ちのように声を掛けてきた。 「ごめんね、折角の百合空間を邪魔しちゃって」 「!? えっ? いやっ、あのっ、その…」 確信をえぐるような一言に、私は思わずメダパニを掛けられたような状態に陥る。 「ちょ、ちょっと! 別に私とこなたはそういう関係じゃ…」 「冗談だって。じゃあ、またな」 タイミング良く駅に到着した電車のドアが開くや否や、彼はそそくさと出ていった。 あとに残されたのは、先程の発言で顔を真っ赤にしたかがみと、そのかがみと全く同じ顔色になっているだろう私と、微妙に気まずい空気だけだった。 「…で、今の彼はかがみのなんなのさ?」 あんな事を言われたからだろうか、つい強張った感じの問い掛けになってしまったことに言い終えてから気付く。 「あっ…ごめん。アイツも悪気があって言ったわけじゃないんだけど…」 そう言われたらそう言われたで、なんだか私がかがみを好きになる事が悪いことのように聞こえて憂鬱になる。 「けんたは昔近所に住んでた同じ年の幼なじみなのよ。小学五年の時に千葉に引っ越しちゃって、それ以来音信不通だったんだけどね…」 「そうなんだ…」 そこでまた話す事が尽きてしまい、私達の間に再び微妙な雰囲気が流れる。 「…あの、ごめんね。本当に久しぶりだったから、つい話し込んじゃって…」 かれこれ三十分近くも放置された事に対して、私が怒っていると認識したのか、珍しくかがみがしおらしい態度で私に謝ってきた。 ――あ~、別に怒ったりとかしてないから、気にしなくていいよ。 そう言えば良いだけなのに、何故か私はそう答える事をためらってしまう。 「…こなた?」 私のレスポンスが予想以上に遅れてしまった事で、かがみの表情に不安という二文字が浮かび上がってくる。 その様子を見た私は慌ててその場を取り繕う。 「ん~。とりあえず、明日の宿題写させてくれれば許してあげてもいいよ」 「うわっ、あんたそういう所は本当にちゃっかりしてるわね…。しょうがない、明日ぐらいは面倒見てあげるわよ」 「あ~ん。だからかがみって大好きっ!」 感謝の気持ちをそのままに私はかがみに全力で抱き付いた。 「あー、もう分かったから、そんなことぐらいで抱き付いてくるなって!」 「まあまあ、そう照れない照れない」 今までと変わらない、何度も繰り返された私達のやり取り。だけど――。 この時既に私達の間に取り巻く運命という名の歯車は、ゆっくりと、確実に動き始めていたんだ…。 実った想い、叶わぬ気持ちへ コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-06-21 07 42 50) オイオイ作者様~、最後の三行は一体? 続編待ってます。 -- kk (2009-02-17 22 31 02) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)